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OIDF、ARNECCによるModel Participation Rulesに関するコンサルテーションに回答

By stafft | 2026年08月22日

OpenID FoundationAustralian Digital Trustコミュニティグループ(ADT CG)は、Australian Registrars' National Electronic Conveyancing Council(ARNECC)が実施するModel Participation Rules(MPR)のコンサルテーション草案8.01コメントを提出しました。MPRは、弁護士、コンベヤンサー、金融機関がオーストラリアの電子コンベヤンシング制度にどのように参加するか(不動産取引における顧客の本人確認の方法を含む)を規定するものです。

ADT CGは、デジタルアイデンティティおよびトラストシステムに携わる専門家のための中立的なプラットフォームとしての役割を果たしています。技術ベンダー、業界セクター、消費者団体、政府といった関係者を集め、オーストラリアにおける標準規格に基づくデジタルトラストサービスについて協働する場を提供しています。

コンサルテーションの内容

MPRのバージョン8は、新たな多要素認証義務や既存のサイバーセキュリティフレームワークの承認を含め、eコンベヤンシングエコシステムのサイバーセキュリティを強化するための重要な一歩を踏み出しています。ADT CGはこれらの変更を支持し、ARNECCの取り組みを評価しています。

同グループの提出意見は、関連する一つの問い、すなわち不動産取引における本人確認の方法に焦点を当てています。現行のルールは対面での面談と紙の書類の物理的な確認に依拠しており、この方式はルールが最初に制定されて以来ほとんど変わっていません。今回の草案はまだ、オーストラリアにおけるデジタルアイデンティティの重要な進展、すなわちDigital ID Act 2024Australian Government Digital ID System(AGDIS)、認定を受けたIDプロバイダー、そして検証可能なデジタル資格情報について言及していません。

提出意見における主要なテーマ

  • デジタルアイデンティティのための公平な競争条件:提出意見の中心的な提案は、適切な保証レベルにおいて認定されたデジタルアイデンティティサービスを通じて本人確認を行うことが、現在の紙ベースの面談と同等の確実性と保護を実務者にもたらすべきだというものです。現状では、利用可能な中で最も詐欺への耐性が高い確認方法を選択する者の方が、紙の書類を目視で確認する者よりも大きなコンプライアンス上のリスクを負っています。ADT CGは、ルールがより強固な本人確認をより適切に評価できるようにすべきだと提案しています。
  • デジタル文書の承認:オーストラリアの人々は、運転免許証などの資格情報を、紙では実現できない暗号技術による保護に裏付けられたデジタル形式で携帯することが増えています。例えば、ISO/IEC 18013国際標準シリーズに基づくモバイル運転免許証や、OpenID for Verifiable Credential国際標準などです。提出意見は、ARNECCに対し、こうした検証可能なデジタル文書を、対応する物理的な文書と同等のものとして承認するよう促しています。
  • 国内共通のベンチマーク:提出意見は、Verification of Identity Standardを、National Identity Proofing Guidelines 2025に整合させることを提案しています。これにより、紙とデジタルの両方の確認方法が、全国的に一貫した同一の保証レベルに照らして評価されるようになります。
  • 実績あるセキュリティ標準を基盤とすること:システムがAPI経由でElectronic Lodgment Networkに接続する場合について、提出意見は、FAPIセキュリティプロファイルの承認を推奨しています。これは、すでにオーストラリアのConsumer Data Rightや、世界各地のオープンバンキングのエコシステムを保護しているものです。

適切な条件を整える

提出コメントはまた、オーストラリア市場における進展にも言及しています。1,500万人を超えるオーストラリア国民がMyIDに登録済みで、ConnectIDはオーストラリアの主要銀行を通じてすでに稼働しており、各州はデジタル運転免許証の展開を進めています。MPRのバージョン8202610月に発効する見込みで、これは民間企業がオーストラリア政府デジタルアイデンティティシステムへの参加資格を得る時期(20261130日から)のわずか数週間前にあたります。こうした背景のもと、ADT CGARNECCに対し、今回の見直しサイクルでデジタルアイデンティティを検討するよう促してきました。

ADT CGの共同議長を務めるVictoria Richardsonは、次のようにコメントしました。「高保証のデジタルアイデンティティのための重要な基盤はすでに整いつつあります。今重要なのは、デジタルアイデンティティが受け入れられるための適切な条件を整えることです。そのためには、認定されたデジタル確認を紙と同等の条件で認めるセクタールールが必要です。ルールがより強固な確認方法を評価するようになれば、すべての人が恩恵を受けます。」

提出意見の全文はこちらでご覧いただけます。ADT CGへの参加は、オーストラリアにおける標準規格に基づくデジタルトラストの推進に関心を持つすべての関係者に開かれています。詳細情報はこちら、参加のための同意書はこちらにあります。

 

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