OIDF-J内に設置中のワーキンググループの活動・募集状況について

みなさま

こんにちは。OpenIDファウンデーション・ジャパン事務局長の曽我です。

今回は、OpenID ファウンデーション・ジャパン内に設置してあるワーキンググループ（以下、WG）の現時点の活動状況についてお知らせいたします。

2024年1月19日（金）開催の OpenID Summit Tokyo 2024 にて、WG 活動状況の報告をいたしましたが、その影響からか最近多くの企業様より WG の活動状況について問い合わせをいただいております。

そこで、OpenID Summit Tokyo 2024 で発表した「OpenIDファウンデーション・ジャパン ワーキンググループ活動報告」のYouTube を公開しましたので、詳細は YouTube をご参考ください！

また下記に、募集状況等をまとめましたので、あわせてご確認いただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。

（１）KYC WG

• • 活動概要
    • 2019年1月より活動開始
      • 本人確認・KYC の現状の課題の分析を通じて次世代 KYC のあるべき姿、法令やガイドラインとして調整・整備すべき事項、および OpenID Connect 等の ID 連携標準が具備すべき機能の洗い出し・検討を行い、社会実装へつなげていくためのきっかけを作ることを目的として活動
        • 延べ参加人数 290人、参加企業・団体 120団体
        • 過去4年間で、5通のレポート・ガイドラインを発行
          • ⺠間事業者向けデジタル本人確認ガイドライン 2023年3月
          • デジタル本人確認の国内での普及に向けたツール・ルールの検討レポート 2022年12
          • サービス事業者のための、 継続的顧客確認に関する調査レポート 2021年9月
          • 次世代における KYC の方向性に関するレポート 2021年9月
          • サービス事業者のための本人確認手続き(KYC)に関する調査レポート 2020年1月
  •  現在の活動・募集状況
    • 2024年3月末時点で5年目の活動を終了しましたが、2024年4月以降、活動6年目に突入します。新フェーズとなりますので、今後、全会員企業を対象に再募集を行います。

（２）デジタルアイデンティティ人材育成推進WG

• • 活動概要
    • 2023年12月より活動開始
      • 技術サブWG・ビジネスサブWG・翻訳サブWGに分かれて活動中
        • 技術サブWG：OpenID関連技術の基礎～べスプラ共有
        • ビジネスサブWG：デジタルアイデンティティ関連の動向・情報
          （技術詳細除く）を体系的に調査・整理
        • 翻訳サブWG：海外の優れた書籍を翻訳しつつ、知識を習得
  • 現在の活動・募集状況
    • 現在活動中のWGで、新規会員企業を随時募集しております。ただし、翻訳サブWGについては作業分配の関係から新規募集は行なっておりません。

（３）翻訳WG

• • 活動概要
    • 長きに渡り、米国 OIDF および OIDF-J に貢献いただいている Nov（真武）主導で活動している WG です。現在は主に OpenID & OAuth 関連仕様書の翻訳活動を行っています。翻訳ドキュメント一覧はこちらをご確認ください。みなさま一度は、一覧に掲載してある翻訳を参考にされたことがあるかと思います。
  • 現在の活動・募集状況
    • 現時点で翻訳する仕様書等の予定はございません。また本 WG に限り個人参加が可能となっております。募集については SNS 等でお知らせします。

以上でございます。みなさまのご参加お待ちしております。

OpenID ファウンデーション・ジャパン 曽我

問い合わせ：contact@openid.or.jp